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幼気の読み方


時々目にするのに、読み方がわからない漢字がある。読めても間違っていたら、訂正機会がなくなり、一生間違ったままだ。


例えば「幼気」た。「何気に(なにげに)」の要領で、(おさなげ)と読んでしまったら間違いだ。(おさなげ)と打ち込んで変換しても「幼気」は出てこない。出てくるのは「幼げ」だ。


「幼気」の読み方は、(いたいけ)で、変換すると「幼気」になる。意味は「痛々しく、いじらしく、幼くてかわいいさま」のことを言う。


この文章はじめの「時々目にするのに」もややこしい。時々(ときどき)、人々(ひとびと)で変換ができてしまう。全国のいたるところの意味の「津々浦々(つつうらうら)」のそうだ。


もし海にたくさんの船がひしめいていて、「船々」と変換したくて(ふねぶね)と入力しても、変換されるのは「船船」だ。もしくは「船ぶね」だ。よく見かける「々」が出てこない。


出てこなければ「々」を単独で出さないといけない。単独の読み方がわからないので、「船々」と表示でなくなってしまう。もともと「船々」何て使わないかもしれない。


(おなじ)と打って変換します。「々」が出てきます。「ゝ」「〃」なども出てきます。ちなみにこのような同じ漢字や仮名を重ねるときの符号を、踊り字という。形から手で書くなら、ノマと説明する人もいる。


「ところで、幼気って何て読む?」

「あゝ、刻々時間が過ぎて忘れてしまう」




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